2021年10月５日をもちまして、タカラベルモントは創業100周年を迎えました。
これもひとえに、理美容業界と医療業界のお客様など、タカラベルモント製品を永くご愛用いただき、支えてくださったすべての皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。

　さて、タカラベルモントは、100年前の大阪・西成郡の木津川沿いの工場地帯〝東洋のマンチェスター″と呼ばれるエリアに、わずか数名の小さな鋳物工場として、産声をあげました。昭和初期には、主力製品だった鋳物の製造技術を生かし、理美容椅子に挑戦したことが現在の事業の礎となりました。さらに、海外への進出、医療機器分野、デンタル機器分野、エステ、化粧品の開発など、時代のうねりにさらされながらも、「人々の美と健康をかなえる」ことを理念に事業を拡大。現在では海外120か国を超える国で販売実績のある企業に成長しました。 

そして、コロナ禍の今、人々の生活は〝非接触″であることが、求められる社会に変化した一方、私たちのお客様である理美容業界と医療業界は、「手で触れること」が求められる産業です。この正解のない困難な時代に、「手で触れるリアルな現場」の、安心安全をお守りすることはもちろん、たゆまぬ努力と限りない創造力により、いかにこの産業に貢献し続けるか、それが当社の使命です。

2021年10月5日
タカラベルモント株式会社
代表取締役社長
吉川秀隆