NEWS

キャリアや家族問題、身体の悩みへ心に寄り添い支援する~人生ステージに合わせ、顧問助産師がサポートする相談制度をスタート

「美しい人生を、かなえよう。」をパーパスに理容室・美容室、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニック(産婦人科など)の業務用設備機器や化粧品・空間デザイン等を手掛けるタカラベルモント株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長:吉川秀隆)及びタカラベルモントグループは、12月1日より人生のステージに合わせ、キャリアや家族、心と身体の悩みを顧問助産師が相談を通して寄り添う「ライフステージ相談制度」をスタートします。

コロナ禍におけるニューノーマルとして、新たな働き方が定着しつつあります。特にリモートワークの拡大により、従来にも増して社員の働き方や働き方の質の向上は、健康経営の視点からもその重要性が再認識されています。仕事を通した社員の人生幸福度は、仕事の生産性向上にも繋がるため、キャリア設計、家族問題、救いきれていない心身の悩みにも企業としてサポートしていく必要があります。そこでこうした悩みに、看護師でありながら専門免許を持つ助産師が企業顧問となり、社員に対し豊富な知識や経験を背景に働く人々に寄り添う「ライフステージ相談制度」を、本日12月1日より運用スタートしました。
当社は、産婦人科の領域で1979年から事業を行なっており、産前産後の女性を支援することを一つの事業使命としています。この使命との親和性が高い助産師との協業によりこの制度の導入が決定しました。

社員の「働く」時間が有意義で、満たされた時間になることで、一人一人の「幸福度」を高め、次の100年に向けて「美しい人生を、かなえる」ために社会に貢献してまいります。

■「ライフステージ相談制度」の概要
ライフステージ相談制度とは、健康経営が注目される中、社員の健康が仕事の効率化に重要な意味を持つという考えのもと、社員それぞれのライフステージで生じる健康の悩みに、助産師がサポートしていくという制度です。

目的
⚫社員自身や家族の心身の変化(経年・産前産後)、子どもの発育、セクシャルな悩みから解放される。
⚫社員(特に女性)の多様な生き方・働き方をサポートし、女性社員の更なる活躍や登用を促進する。
⚫女性社員、女性部下への接し方に関する悩みから解放される。

病院に行く時間がなかったり、ハードルが高かったりする中で、専門知識を持つ助産師に気軽に相談することで社員が前に進む、活躍できる環境づくりを目指しています。

■制度のコンテンツ

(1)オンライン相談・・・365日24時間/無制限。
12月1日専用プラットフォームにて受付スタート。グループ全社員がメールにて相談でき、自宅からでも相談可能。プライバシーに配慮して、相談内容は企業側には開示されず、匿名でも可能。
(2)セミナー開催・・・ジェンダー、育児などのテーマでウェビナー開催年4回。
初回は12月16日開催。「健康管理と仕事の効率化との関係性」などの内容で企画中。

■制度導入の背景
タカラベルモントグループでは、女性の育児休業の取得率はほぼ100%となっており、第2子以降を出生した後働き続ける女性社員が増えています。しかし社内調査からは、育児との両立の大変さやキャリアプラン構築の困難さが伺えました。
例えば、育児休業明けに搾乳をする場所もなく、衛生面が気になりつつトイレで搾乳した経験を持つ社員もおり、周囲はなかなかこの悩みに気づかず、本人も周りに相談しにくい状況でした。また、妊活をスタートさせようとしたタイミングで管理職を打診された社員も。これらは女性の部下を持つ管理職社員や、これから、妊娠などのライフイベントを迎える女性にとっても悩みや心配事と言えます。
また健康上の不安に悩みつつ、忙しさで通院を先延ばしにしたり我慢したりする社員もいます。
しかしながら、これらの悩みを気軽に話せる受け皿はなく、ましてや病気でもない状態で専門性のある答えを受けるには、病院などはハードルが高く消極的にならざるを得ず、結果的に病気を見つけるのに時間がかかってしまうことも生じます。こうした悩みを救うことで健康経営をより促進させることを狙いに導入を決定しました。

■今、なぜ、「助産師」なのか?
助産師は、全員が看護師の資格を持ち、半数が保健師資格も有するスペシャリストです。現在、全国には36,991名(厚生労働省平成30 年衛生行政報告例)の助産師がいます。助産師は、「寄り添い」のスペシャリストとして、医療現場だけでなく、地域や企業内からも注目をされています。その助産師を中心に構成され、助産師と生活者をつなぐプラットフォームを提供する企業、株式会社With Midwife(ウィズミッドワイフ)のサポートのもと、この制度が導入されました。

■株式会社With Midwifeについて

「生まれることのできなかった、たったひとつの命でさえも取り残されない未来」の実現をミッションに、令和元年11 月に大阪にて助産師のみで発足した会社。妊娠・出産、育児、職場環境の改善など女性とその家族を中心とした支援サービスを提供しています。主な事業は以下の通り。

・顧問助産師受託
・産前産後ケア
・各種セミナー
・助産師向けコミュニティ運営など

■「ライフステージ相談制度」は、若手を中心とした社内プロジェクト「MOVE-T」から誕生
20代から40代のメンバーが、社員の「美しい人生」を考える中で、社内ヒアリングで浮かび上がった社員の声を収集。制度化に向けて人事部と協議を重ねました。主体的に企画を推進する形で、およそ半年の準備期間を経て本日のスタートにこぎつけました。

プロジェクトメンバーとMOVE_Tによるプレゼンテーションとワークショップの様子
戻る