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約40年、産婦人科領域への医療機器製造販売の知見を活かして「産後」ママをサポート
11月28日、「産後リカバリープロジェクト」参画決定

タカラベルモント株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長:吉川 秀隆)・メディカル事業部は、2022年11月28日に立ち上がった一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹、以下日本リカバリー協会)が主催する「産後リカバリープロジェクト」に、参画します。

「産後リカバリープロジェクト」は、出産後のママやその夫婦の心身のリカバリー(=休養)に着目し、その文化や社会基盤を整えることで、日本の子育て環境を向上させ、‟産後リカバリー“という考え方が当たり前となるような社会を目指すことを目的に発足しました。

出産後の母体へのダメージは“交通事故レベル”と例えられるほど大きい一方、産後は、「赤ちゃん」に目が向きがちで、ママやその夫婦の心身のリカバリーに対する情報や環境が十分とは言えません。今年8月に実施した休養に対する意識調査では、産後女性と女性全体を比較すると、産後女性のほうが「役割があってしっかり休めない」との回答が、約20%以上高い結果となりました。

そこで、約40年以上、出産に関わる内診台や分娩台など、産婦人科領域の医療機器の製造・販売で業界に貢献してきた当社のメディカル事業部では、本プロジェクトに強く共感し、産後リカバリープロジェクト参画を決めました。今回の参画は、現在メディカル事業部が進めている「日本のお産を変えたい」をテーマに、産前・産後のママに寄り添う活動や取り組みを推進していくというウィメンズヘルスケアプロジェクトの一環です。
今後、「産後リカバリープロジェクト」では、白書の発行、WEBサイトでの情報発信、産後リカバリーの企業向け福利厚生セミナーなどを実施するほか、当社では、産婦人科施設をはじめとする医療機関へも本プロジェクトを周知し、産後女性・夫婦に加え、社会に向けた「産後リカバリー」の文化づくりに寄与できるような情報発信を展開していく予定です。
タカラベルモント・メディカル事業部では、「美しい人生を、かなえよう。」をパーパスに、産前・産後のママや子育てに寄り添う新たな取り組みや企画に取り組んでまいります。

■産後リカバリープロジェクト 概要

 出産は、女性の体には‟交通事故レベル“と例えられるほど大きなダメージを受けるにも関わらず、出産後は生まれた赤ちゃんに目が向けられがちな社会であり、「産後」を大きな契機と捉え、「休養」の重要性を広め、産後女性やその夫婦の心身のケア、サービス、情報、環境をより向上させていくことを目的に2022年11月に発足。現在、出産や子育てに関連する商品、サービスを展開する企業を中心に、出産後のあらゆる負荷を軽減する活動に賛同する企業を募集中。

主な活動:
◆学術的根拠に基づいた心身の回復やセルフケアの啓発(効率の良いリカバリーの提供)            
◆新しい選択肢による時間や体力・精神負荷の軽減(Babytech、Femtech、相談サービス)            
◆産後リカバリーの日の制定と産後リカバリーマークの浸透で世の中の空気づくり
◆夫婦でお互いの心と身体を理解する「産後リカバリーセミナー」

所在地:神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階(一般社団法人日本リカバリー協会内)
代表:片野秀樹 博士(医学)(理化学研究所 客員研究員 日本未病総合研究所講師、Genki Vital Academy 顧問)
URL:https://www.recovery.or.jp/sango/
協賛・参画企業: ※2022年11月28日現在
株式会社ベネクス(ベネクスリカバリーウェアの企画・製造・販売)
タカラベルモント株式会社(美容・化粧品事業、デンタル・メディカル事業)
株式会社大広(大広フェムテック・フェムケアラボ)
一般社団法人 日本リカバリー協会
(後援)
一般社団法人日本疲労学会/神奈川県未病産業研究会/神戸リサーチコンプレックス協議会

■調査データ:産後の女性、女性全体と比較して約20%も高い「休めない」の声

「役割があり休めない」と回答した女性の割合は、女性全体が39.5%に対して、産後1年間は約60%と約20%以上高い結果となった。

調査概要)
調査名:「ココロの体力測定 2022」
調査機関:日本リカバリー協会
期間:2022年 8月7日~8月17日
SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
方法:インターネット調査/調査項目: 5問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

■ウィメンズヘルスケアプロジェクト 概要

 メディカル事業部では、2021年10月、タカラベルモント創業100周年を機に、機器の販売だけでなく、産前・産後の女性の悩みに寄り添った課題解決に取り組み、“美”と“健康”を支えるための事業展開を目指した、「ウィメンズヘルスケアプロジェクト」を始動。「産後リカバリープロジェクト」参画はその活動の一環。
URL:https://whc-takara.jp

主な活動:
① 産婦人科事業領域での提供価値の深化

「出産」という女性の大きなターニングポイントをトータルでサポートするような事業やサービスを展開。
出産に臨む妊婦さんの心地よいお産につながる医療機器の提供や、空間づくりの提案に加え、産前・産後の女性の悩みに寄り添った課題解決に取り組む。

② 産後のママへ届けたいヘアケア・ボディケアブランド「m.i」昨年4月に発売

プロジェクトに先立ち、「とくに産後は赤ちゃんに目が向けられママへのご褒美が少ない」ことから、産前産後などの女性のデリケートな時期に着目したブランド「m.i」を2021年4月に立ち上げ。現在、全国の医療機関を中心に展開中。
URL:https://mi-takara.jp
公式SNS:インスタグラム @m.i_takarabelmont

■タカラベルモント・メディカル事業部 概要

 タカラベルモントの医療領域を主軸とした事業部。約50年前に眼科処置椅子の製造販売を開始し、医療市場へ参入。また電動昇降診察台や眼科手術台なども多くの医療施設に販売している。産婦人科の領域では、1979年から約40年間、内診台や分娩台の製造・販売に貢献。現在では当たり前となっている産婦人科用の椅子型内診台は、当社にて、業界初の国内製造となる。現在では、内視鏡検査台や手術台など幅広い製品を多くの医療施設に提供しながら、改装や新規開業での内装工事も全国的に展開。

■一般社団法人日本リカバリー協会 概要
 国民の2人に1人が疲労を抱えて生活を送っている現代において、休むことの大切さを伝え、その重要性についての啓発・教育などの実践に取り組むことで、社会の休養リテラシーの向上により人と休養の関係性を変え、さらに科学に裏付けられたソリューションの提案を行う休養市場を創造し、ヒトが元気に意欲的に生活できる社会(各個人が主人公のような社会)を目指すために、2015年に発足。
所在地:神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階
代表理事:片野秀樹 博士(医学)(理化学研究所 客員研究員 日本未病総合研究所講師、Genki Vital Academy 顧問)
提携:ゲンキ・バイタルアカデミー(スイス)
URL:https://www.recovery.or.jp/sango/

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