100th ANNIVERSARY タカラベルモント株式会社

株式会社コスモ 代表取締役 貝塚和敏会長 革新的なアイデアを生みながら一歩ずつ

九州から全国区へと広がった数々の功績

「創業は今から約50年前、大分県の中津市からでした。バーバーのディーラーとして始めた当時、大分は耶馬渓町、中津市、福岡は豊前市、行橋市を商圏として出発しました」そう語るのは、九州各地を中心に広く事業を展開する大手理美容ディーラー、コスモの創業者である貝塚会長だ。昭和48年に同社を創業した貝塚社長は、事業をやるからには大きくなりたいという大志を抱きながら、創業して程なく北九州という巨大なマーケットを視野に入れて行動を始めた。「支店を開く前の段階から、朝早く一時間半の道のりを車で通い、精力的に北九州の営業先開拓に向かいました。北九州のマーケットを攻略するには、他ディーラーとの差別化が必要です。そこで、旧態依然とした状態を脱却するために、どうサロンを繁栄させるかというアイデアを徹底的に考えて実行するようにしたんです」他業界に友人の多かった貝塚会長はさまざまなアドバイスを受けながら、同じような志を持ったサロンを集めてグループを形成した。「30件ほどが一人で対応する限界の数でした。その30件で、ほぼ紙代のみで済むようなコスト効率の良いDMを実施したり、合同でキャンペーンなどを行なったりして大きな力を生み出し、メリットを得られる形を考えました」アイデアマンである貝塚社長の功績は隣県の福岡へ、そしてその流れはさらに全国へと広がりを見せて、バーバー業界にとって革新的な状況を生み出していった。「当時は商品を各サロンに送るとコストが高くつくので、一つのサロンに送って、夜に各サロンのお客様に自ら取りに来てもらうという仕組みも考えました。生産性を重視しながら、お客様にはそれ以上の繁栄の方法をお教えするというスタンスです。そこに対してお金は一切いただかない。あくまでもディーラーとして商品を売る商いをしているのですが、そこへの付加価値を提供して差別化を図ったんです」

生産性を追求する貝塚会長の情熱は、パンチパーマやアイロンパーマなども生み出し、業界に大きく貢献した。「商社のみの商いでは生産性に限界を感じていました。そこで、自ら商品を開発して販売するようになったんです。韓国で安価に生産できる体制を整えて、発信は九州から。そして、2年後には全国区になっていました」その頃になると、貝塚会長は各県からさまざまな引き合いを受けるようになり、事業はさらに拡大していくこととなった。また、スケールメリットを活用する貝塚会長のアイデアを美容業界へ展開する話も進み、それがのちに出来る全国の美容の大きな組織の礎となった。

タカラ歴代社長との交流と感謝

発展の手伝いをしてくれたタカラベルモントへの感謝の念とともに、貝塚会長は歴代社長との交流を振り返る。「初代の秀信社長とは、あまり接点がなかったのですが、一度、北九州の営業所に来られたことがありました。その際に、当時はレンタカーなどもなかったので、私の愛車のセンチュリーをお貸ししたのを覚えています」そして、2代目の秀一社長とは親交が深く、貝塚会長にとって特別な存在となっている。「秀一社長は、タカラの専務だった時代からお世話になり、個人的に指導もしてもらっていました。秀一社長の体制のもと、のちにルベルの所長となる細野氏といっしょに、当時は他社が強かった福岡市の市場を、私の組織を活用してタカラ一色に変えました。当時の高級理容椅子のマキシムをトラックにたくさん積んで、1日に最高で47台を売って表彰もされたんです。また、細野氏がルベルの所長になってからは、ルベルの普及にも協力しました。秀一社長には大変喜んでいただき、表彰の際に『ありがとう』と言われてウィンクされた姿が今でも忘れられません」秀一社長とは、3ヶ月に一度くらいのペースで会食をして、さまざまな話もした。コスモにはアメリカ、香港、広東、韓国の現地法人があるが、その礎を作ってくれたのも秀一社長だった。「今でも海外でブースを出展すると、タカラさんには快くミラーや椅子を貸していただけます。また、私の次男がルベルでお世話になったこともありました。秀一社長との仲のおかげということもあるでしょうが、3代目の秀隆社長にも大変感謝しています」

時代をリードしてきたタカラへの願い

「初代の秀信社長が、あの時代からすでに、ビジネスでは『世界はひとつ』という精神を持っていらっしゃったことに感銘を受けます」溢れるアイデアで長きにわたって業界へ貢献しながら、一歩一歩着実に進んできた貝塚会長は、時代をリードしてきたタカラベルモントへ大きな期待を寄せる。「タカラさんはこの100年、いつの時代もずっとリーダーカンパニーです。タカラさんだからできることがあると思います。この時代の流れの速さは、一般のディーラーではわかりません。タカラさんには、そういったところをこれからも何らかの形で我々に伝えて、ディーラーにに力を与えてほしいです」

取材日:2019年2月26日

キーワード

Youtubeリンク