100th ANNIVERSARY タカラベルモント株式会社

株式会社美好屋商店 代表取締役 山崎登美子 会長 人間の美と健康を追求して百年企業へ

大正時代から美容業を生業として繁栄

「創業した場所は、現在のオフィスとほぼ同じところです。昭和39年に開催された前回の東京オリンピックのときに、都で土地の買い上げがあって、すぐ近くの現在のビルに移動したんです」そう語るのは、大正10年に創業し、まもなく100周年を迎える東京の老舗美容ディーラー、美好屋商店の山崎会長だ。ルーツは、創業者である山崎新吉氏が、大正時代の当時に一般的であった日本髪用の「香油」を販売する商いを始めたことにさかのぼる。それ以来、時代とともに変化する美容業界の中で、つねにサロンや美容師のお客様に寄り添いながら、発展を続けてきた。

タカラとともに迎える創業100周年

「実はタカラさんが100周年を迎えるのと同じタイミングで、うちも創業100周年を迎えるんです。タカラさんとは、宝友会に夫婦で招待していただいたのもいい思い出です。ラスベガスに行った際に皆で撮った写真も、大切に持っています」山崎会長は、タカラベルモントの歴代社長の姿も印象深く記憶している。「一度、偶然にも代々木で秀一社長だったか、秀信社長がお参りするのを拝見したことがあるんです。信心深く、仏前で丁寧にお参りする姿を目にして、素晴らしいお心がけに感心したのを覚えています」また、秀一社長には、アメリカの組合の方々との話し合いに同行したこともあった。「ニューヨークやラスベガスなどに行かせていただきました。親しくさせていただいて、年一回の会合でお目にかかったときは写真をいっしょに撮っていただけるのがうれしかったですね。また、現在の秀隆社長にもゴルフなどに誘っていただいたりしておりました」

変わらぬ志で変わりゆく新しい時代へ

「2020年の東京オリンピックに続いて、2025年には大阪万博が決まりました。とてもうれしいことですね」100周年の先にある、新しい時代への大きな期待を寄せる山崎会長は、変化する時代のなかにあっても変わらずにいてほしいと願うものがある。「タカラさんからいただいた本にも綴られていましたが、タカラさんは社員の教育をきちんとされているんだと感じます。私が知っているタカラの社員さんは皆、心がよい方ばかりです」次期4代目の朋秀常務(現専務)が、タカラベルモントの社内を案内し、しっかりと丁寧に説明する姿に感銘を受けた。「社員教育をしっかりとされているのはとても素晴らしいことだと思います。これからもタカラさんには変わらずに、手を緩めずその点はしっかりと続けていただきたいと願っています」いつの時代も変わらずに、お客様に美と健康を提供し、ともに繁栄と幸せの実現を目指す山崎会長は、まもなく百年企業となる美好屋商店を支えながら、美容業界の未来を見据えている。

取材日:2018年12月5日

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