【プロダクトデザイナー】新しい価値を生み出し、カタチにする

今回はデザイン職で活躍している社員をご紹介します。現在はインキュベーションラボという部門で新規事業の立ち上げを目指し日々奮闘している社員です。

Profile

T.M

1986年生まれ、2011年入社。デザイン科学専攻修了。理美容、歯科医療・医療の領域は多くの人が関わる”なくてはならない領域”の1つ。そこに携わりたいと入社を決めた。マラソン、サッカー、海外旅行、子育てが趣味。

- 仕事に内容について教えてください。
入社直後から、デンタルユニット、医療用レーザー治療機、北米向け美容椅子、シャンプーユニットといった多岐に渡る市場・分野のアイテムのプロダクトデザイン、UIデザインと幅広い分野での業務を担当してきました。この仕事では「ユーザーの要求」と「ものづくりの要求」をうまく抱き合わせながら、プロダクトの形態を創っていくことが求められます。時には相反することもある両者の要求に応えながらプロダクトを洗練させていくプロセスに面白さを感じます。

- どんなスケジュールで活動していますか?

- やりがいを感じる時はどんな時ですか?

ある歯科医院向けの新規システムを開発していた時の話ですが、複数の歯科医院へプロトタイプを持込み、ドクターや衛生士に反応を伺い、持ち帰って修正、翌週に再び持ち込んでレビューをいただくというプロセスを何週も繰り返して行ったことがありました。最初は荒削りで、評価されなかったものが、少しずつブラッシュアップされていき、最後には、これなら使ってみたいと評価された時はうれしかったですね。自分の手でアイテムがどんどん洗練されていく、そういった過程に私は醍醐味を感じます。

- Mさんは入社3年目に、海外駐在の経験もあるんですよね?

米国ニューヨーク分室に4年ほど駐在していました。元々、学生の頃から異文化に触れる事が好きで、海外で働く事にも興味がありました。入社直後から駐在の希望を出していたところ、タイミングよく声がかかり、二つ返事でOKを出しました。

駐在先では、理美容サロンの調査、現地向け製品の企画開発の他、販促企画など幅広い業務を行いました。現地に赴く前は、同じ理美容サロン領域であり、それまで日本で培ったものが通用するだろうと甘く考えていたのですが、それは大きな間違いでした。国が違えば、ユーザーのニーズは異なり、自分の知識や考え方がほとんど通用しなかったのです。それは、全く新しい世界に飛び込んだようなもので、とにかく新しい価値観を体感するために頻繁にサロンに足を運びました。これは、今の新規事業部門でユーザーの新しい価値を探すプロセスに通じるものがあり、この経験が役立っています。

ミラノサローネ国際家具見本市 2019

- 仕事での目標や今後のキャリアについて教えてください。

現在、開発本部 インキュベーションラボという部署に所属し、製品開発における市場調査、企画立案、プロダクトデザイン、UI/UXデザイン、ユーザー検証を主に担当しています。既存の事業・技術領域にとらわれることなく、新事業・領域の可能性の探索と実現化を目的とした部門であり、仕事での目標は、チームとして目指している1つ目の新規事業ローンチです。

新規事業は、モノとしての新製品だけでなく、付随するサービスや体験、そしてビジネスとして成り立つかどうかも考えなければなりません。これまでの製品デザインのスキルに加えて、UXデザインやサービスデザインなど、幅広いスキルや知識が必要となり、日々学びながら進めているのですが、そこに面白さを感じています。

今後も、幅広い領域での知識や経験を増やして、新しいモノ・コトを生み出していきたいです。

 職場はどんな雰囲気ですか。

わたしの職場は、周りに自分がやりたいと思ったことを話すと、応援してくれる、協力してくれる風土があるように感じます。もちろん筋が通った内容である必要がありますが、とても働きやすいです。現在は外部の専門家の方に依頼して社内勉強会を企画しており、複数の方に協力いただきながら進めています。

- 最後に、就職活動中の学生に向けてアドバイスをお願いします。

就職活動の不安はあると思いますが、自分の本当にやりたいことは何なのか、そして自分の未来を見据えて、どこで働くことがいいのか、焦らずじっくり考えて、納得する道を選んでください。

- ありがとうございました!

本日はデザイナーとして活躍する社員に直撃インタビューをしました。いかがでしたでしょうか?

”ユーザーであるプロフェッショナルにとことん向き合い、プロにとってなくてはならない、手足となるツールを創る仕事。”

カタチも機能も洗練されたものである必要があり、要求されるレベルは高く大変ですが、その分やりがいが大きいのが魅力と語ってくれました。ぜひ、あなたも業界での新しい価値を生み出す一員になってみませんか。

profile

新卒採用担当

タカラベルモントの採用・社員教育を担当する人事教育部。
インターンシップ・採用面接等で接する人事のメンバーは総勢10名ほど。新設されたこのオウンドメディアで、これまでなかなかお見せできなかったタカラベルモントの”生”情報についてお伝えしていきたいと思います!