廃棄レザーを活かし、新たな価値を創造する自社工場発のプロジェクト『Re:bonis(リボニス)』

2021年10月で創業100周年を迎えたタカラベルモント。
ものづくりに携わる企業として、これからの100年に向けて、何ができるのかを改めて考える機会をもちました。持続可能な社会を目指すSDGsの取り組みの一環として、製造過程などで発生する廃棄レザー(※当社では合成皮革を指す)をゼロにすることを目標に、新たな価値を創造する自社工場発のプロジェクト『Re:bonis』を発足。今回の記事は、こちらのプロジェクトをご紹介します。

廃棄レザーに新たな命を宿す

廃棄レザーがレザーに変わるまで ~大阪の職人のSDGs~

本プロジェクトは、サロンやクリニックの皆様をはじめとする多くのプロフェッショナルの要望に応えるために用意した約140種類の多彩なカラーの廃棄レザーを活かし、新たな役割と価値を与え、社内外に展開することで、独自のエコシステムを確立する「未来の地球環境」を守る循環型社会へ向けた取り組みです。

プロジェクト名の「Re:bonis (リボニス)」は、「理美容椅子+再生(reborn)」を掛け合わせた造語で、「レザーを余すことなく使うために、長年にわたり、効率的なプログラミングを行い、それを日々アップデートしながら裁断を行ってもやむを得ず発生してしまう端材を、再生し活用したい。」という、本プロジェクトメンバーの思いから命名しました。

プロフェッショナル用椅子の製造過程で生じる廃棄レザーを活かし、新たな価値を創造する自社工場発のプロジェクト「Re:bonis(リボニス)」を6月に発足|PR TIMES

第一弾は社員がSDGsについて考えるきっかけに

国内外全スタッフ約3,000人に配布された廃棄レザーネームホルダー

本プロジェクトの第一弾は、大阪市阿倍野区に工房を構え、有名美容室のスタイリストも愛用するこだわりのシザーケースなどを製造・販売する株式会社waji(本社:大阪市阿倍野区/代表取締役:菅野 裕樹)と協業し、社員のSDGsの意識を高めることを目的に「ネームホルダー」が制作されました!

当社ではお客様のニーズに合わせ、ブルーやグリーン、茶色、紫など様々な色のプロフェッショナル用椅子があるように、その廃棄レザーもその特性を活かしたカラーバリエーションで展開しています。
それを最大限に活かし、パーツもカラーを揃えないデザインとし、思わず手に取りたくなるような個性溢れるネームホルダーが世界中の約3,000名のスタッフに配布されました。

「Re:bonis」初のアイテムがついに完成!プロフェッショナル用椅子の製造過程で生じた廃棄レザーを活かした国内外スタッフ向け「ネームホルダー」、10月より配布開始|PR TIMES

製造過程などでどうしても発生してしまう廃棄レザーをゼロにすることを目指す

昨年10月には来春入社の内定者に対し廃棄レザーを使ったワークショップを行ったり、11月にJICAと中学校(大阪市)の企画に参加したり、”大人が実施するSDGs”が少しずつ広がりを見せています。

タカラベルモントは、これからもものづくりに携わる企業として、様々な活動を通じ、地域をはじめ、社会の持続的な発展に貢献できるよう取り組んでまいります。

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新卒採用担当

タカラベルモントの採用・社員教育を担当する人事教育部。
インターンシップ・採用面接等で接する人事のメンバーは総勢10名ほど。新設されたこのオウンドメディアで、これまでなかなかお見せできなかったタカラベルモントの”生”情報についてお伝えしていきたいと思います!