【化粧品研究開発】プロフェッショナルニーズを実現する!

昨今、メディアでも多く取り上げられている当社の化粧品研究。サロン専売品というカテゴリの化粧品を取り扱い、高いパフォーマンスの製品が求められることが一つの特徴。今回はこの研究所で活躍する研究員にインタビューしました!

Profile

T.H

1991年生まれ。2017年入社。生命科学研究科卒。人の心を前向きにできる化粧品の力に興味があった。当社の人材教育制度にも魅力に感じ、自身の成長と業務へのやりがいを得られるのではと入社を決める。

現在は、化粧品研究開発部所属。趣味は映画鑑賞、同僚とゴルフや釣りに行くことも楽しみ。

- 具体的な仕事内容について教えてください。

ヘアケア製品を担当しています。化粧品そのものをつくる製品開発と、製品シーズを探索する基盤研究を併行して進めています。製品開発はビーカーで化粧品を試作し、毛束や自分の頭で検証しながら改良していくことがメインで、基盤研究はチームに分かれて製品の機能や意義について研究し、学会発表や論文投稿をすることも。製品開発の担当者が基盤研究も進める会社は業界的にも稀で、より製品を使用するサロンスタッフやエンドユーザーの方々の目線に立った研究を行えるメリットがあります。

化粧品研究開発部は第一~第三までの研究所によって【ヘアケア・スキンケア】【ヘアカラー】【パーマとスタイリング】と担当が分かれ、さらに基礎研究センターでは毛髪や化粧品に関する専門的な研究を行っています。このように幅広い分野の知識を持った研究員たちが所属しているため、自身の担当分野で困った時には他の研究所員とも相談、協力しながら、より高いレベルで研究開発を進めることができます。

ー サロン専売化粧品業界におけるタカラベルモントの特徴は??

化粧品と一言でいっても、サロン専売品というカテゴリを扱っており、ユニークな製品を多く開発できるところが面白いです。ヘアケアチームに限っても一般的なシャンプートリートメントに加え、カラーやパーマなどの前処理剤や後処理剤、ヘッドスパなどサロンで行うメニューに関わる薬剤など、日常生活ではなかなか目にすることのない多岐に渡る製品に携わることができます。

またタカラベルモントならではというと、促進機器などの機器メーカーでもあることが挙げられます。機器、化粧品双方の効果を相乗的に高める製品づくりをすることで、プロフェッショナルニーズに応える性能を実現させています。

- 一日どんなスケジュールで動いていますか。

ー この仕事をやっていてよかったと感じられる瞬間は?

化粧品単体ではなく、機器と組み合わせて使用する製品を担当した時のことです。

通常のシャンプーやトリートメントとは違い、機器と併せて使用する上で粘度などの制約が多く、非常に難しい開発案件でした。ただ難しい案件であるだけにやりがいも大きかったです。

特に開発の最終段階に、開発協力サロン様に開発品を持ち込んで試用していただいた際に、サロンスタッフの方から「これだけ良い質感になるならこの機器をもっと活用したくなりました!」と言われたのが一番嬉しかったです。私が開発した化粧品によって、機器の力可能性を引き出すことができたという達成感がとてもありました。

このように機器との連携だけでなく、ヘアケア、ヘアカラー、パーマ、スタイリングの複数カテゴリでの共同開発などの案件もあり、美容業界に広く貢献しているタカラベルモントだからこそ開発できる案件が多くあります。

地元メディアに取材された際に研究所全体で撮影した集合写真

― 今後の目標は?

今の目標は少しでも早くチームリーダーとしてブランドを任せてもらうこと。

先輩方がとても優秀なので追い越すどころか後ろを付いていくのもやっとです。優秀な先輩が多い、とは贅沢な悩みかもしれませんが。先輩方に並んで、「彼はあのブランドの人」というイメージというか記憶に残る仕事を成し遂げてこそ、一人前なのかなと思っています。そのために今はとにかく経験を積みたいです!

― MOVE-Tプロジェクトにも参加されていますが、どんなことをしていきたいと思っていますか。

数年前から、MOVE-Tの一環で「MOVE Try」という社員全員を対象にした新しい製品・サービスのアイデア募集を行われています。初回はかなり作りこんで応募し、その甲斐あって優秀賞をいただき、タカラベルモントの一員として新たなアイデアを出せた達成感を感じました。それに加え、化粧品についてもっと多くのアイデアを社員の皆さんからいただきたいと思うきっかけにもなりました。

通常プロジェクトメンバーは多くても十数名で、意見を出し合っても偏ったり、行き詰ったりすることがあります。しかしこの「MOVE Try」の活動は既存の概念にとらわれないアイデアを1,000名以上の社員から募集できるとても良い企画です。今後も「MOVE Try」含めMOVE-Tの活動には可能な限り参加するようにしていこうと思います。

- 職場や社風についてどんな印象ですか。

風通しが良く、とにかく人に恵まれています。先輩方は忙しくても快く相談に乗ってくれ、後輩達にも普段からとても助けられています。正直、配属後に人間関係に悩んだ記憶がありません。

また、入社当時よりすでにフレックスタイム制等、業務に合わせた柔軟な働き方が可能でしたが、加えて昨今の働き方改革の流れもあり、時差出勤や在宅勤務など、以前にも増して働きやすくなりました。

 また新しいことにチャレンジしやすい環境です。前述の「MOVE Try」のように社員の意見を抽出する機会もありますし、個人の目標管理には担当業務ではない事柄にも挑戦しできる”能力開発”という項目もあります。新しいことに挑戦して成果を挙げれば正当に評価される機会は、研究職冥利に満ちています。

- さいごに、就職活動をする学生の方へメッセージをお願いします。

みなさんは良い意味でまだ未熟で、これからあらゆるきっかけで考え方が変わっていきます。私自身の経験からですが、そのような時期は今がピークで、永く続くものではありません。だから今を大切に、大きなことでなくても良いので、色々なことに挑戦してください。

コロナ禍で何かと動きづらい世の中ですが、「失敗したら」とか「無駄になるかもしれない」とか自分の中ではハードルを作らず、色々なものを見て経験して欲しいです。見たことは何かを考える際の材料になるし、経験は何かを実行する際に必ず力になります。そうして成長したみなさんの活躍を心から楽しみにしています。

― ありがとうございました!

いつもモチベーション高く、仕事に臨んでいるH社員。実際に私たちも研修やこういった取材で同席すると、良いエネルギーをもらうことができる存在です。

当社の研究レポートなどもコーポレイトサイト内で紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

profile

新卒採用担当

タカラベルモントの採用・社員教育を担当する人事教育部。
インターンシップ・採用面接等で接する人事のメンバーは総勢10名ほど。新設されたこのオウンドメディアで、これまでなかなかお見せできなかったタカラベルモントの”生”情報についてお伝えしていきたいと思います!